吉水神社は犬と参拝可能!ペットのために訪れて欲しい理由

奈良編
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かわいいペットには、いつまでも健康で長生きして欲しいですよね。

今回はそんなあなたに、犬と一緒に参拝できる吉水神社をご紹介します。

吉水神社は、御祭神である後醍醐天皇が吉野へ行幸された際、柴犬に導かれた逸話を持つ神社です。

お守り授与はもちろん、犬のご祈祷までしてくれるのですから驚きです。飼い主にとっては、まさに願ったりかなったりの神社といったところでしょうか。

神様に感謝を伝えて、いつまでもペットと一緒にいられたら良いですね。



歴史的にも重要な舞台となった吉水神社の歴史と由緒

御祭神・・後醍醐天皇・楠木正成公・吉水宗信法印公

ご利益・・縁結び

「吉水院」創立  白鳳11年(682)
創立者は、修験道開祖で有名な役行者。
義経・静御前 潜居 文治元年(1185)
兄・源頼朝と不和になり、京都から逃げて吉水院に潜んだといわれています。
義経と静御前が共に過ごした、最後の場所です。

本殿横にあるのは、「弁慶力釘」と呼ばれる岩です。この岩には、敵から義経を必死で守ろうとした武蔵坊弁慶が、馬鹿力で石に釘を打った有名な伝承があります。

本殿の影に隠れていて、知らないと見落としがちではありますが、そばに寄るとどっしりとしたパワーが感じられる岩です。

しかも、この岩は触れると元気と勇気のご利益がいただけるのだとか

健康長寿を願う方なら、ぜひ弁慶の力を授かりたいですよね。こちらも忘れずに参拝してください。

後醍醐天皇 南朝皇居 延年元年(1336)
足利尊氏に追われた後醍醐天皇が、吉水院に逃れ、南朝皇居を開かれました。
京都「北朝」と吉野「南朝」、いわゆる南北朝時代の幕開けです。

冒頭でも触れましたが、後醍醐天皇は京都から吉野に来られる際、柴犬に導かれた逸話があります。

いつ攻められるかわからない不安な後醍醐天皇を慰めたともいわれており、神社において犬はとても神聖な存在です。

ペットと一緒に参拝でき、こうして幸せを祈れる場所があるということに、感謝の気持ちが湧いてきますね。

豊臣秀吉 花見の本陣 文禄3年(1594)
豊臣秀吉が吉野山で盛大な花見をし、お茶会やお能の会で使用された道具は、吉水院に寄贈されています。

写真は、境内にある中千本と上千本の山桜が一望できる場所です。

シーズンオフのため残念ながら桜は映っていませんが、180度視界が開けており、晴れ晴れとした気持ちになれます。

さぞかし美しい桜が楽しめるだろうなと想像できる場所でした。


また、一目千本は、「一目十年(ひとめじゅうねん)」とも呼ばれており、この景色を見ると10年長生きできるといわれています。

ぜひともペットを一緒に連れて行って、景色を見せてあげたいですね!

吉水神社と改称 明治8年(1875)
神仏分離令により、吉水院を「吉水神社」と改めました。2004年7月に世界遺産に認定。




かわいいお守りや珍しいご祈祷

目移りしてしまうほど種類があるお守り

以前は年配の神主さんがいらっしゃいましたが、今回は若い女性が対応してくださいました。犬と神社の繋がりを聞くと丁寧にお話をしてくれる、優しい方でした。

お守りは、肉球やお洋服の形など種類が豊富で、どれが良いか迷ってしまいます。

私が購入したのは以下にある、おみくじと茅の輪お守り、そしてアイキャッチにもなっている絵馬です。

おみくじは、残念ながら末吉・・。塩分控えめの食事を与えましょうなど、耳の痛い話が書かれていましたが、おもわずクスッと来てしまいました。

茅の輪のお守りは、本物さながらにしっかりとした作りでしたよ。

絵馬は持ち帰っても良いですし、境内の絵馬掛所に括り付けても構いません。受付にサインペンも用意されていました。

よ絵馬掛所

世にも珍しい吉水神社の御祈祷

吉水神社ではかわいいペットのために、健康祈願や病気平癒などを願う御祈祷をしています。

ご祈祷をすると、飼い主さんも安心できますよね。
飼い主さんが落ち着いた心で対応できたら、ペットもリラックスした毎日を過ごせるのではないでしょうか。

ぜひ珍しい御祈祷を受けてみませんか。

詳しくは下記のホームページをご覧いただくか、神社にお問い合わせください。

尚、ホームページからの予約も可能です。

世界遺産 南朝皇居 吉水神社

〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山579
TEL:0746-32-3024(9:00から17:00まで)
メールアドレス:info@yoshimizu-shrine.com

犬のご祈祷についてhttps://www.yoshimizu-shrine.com/%E7%8A%AC%E3%81%AE%E5%BE%A1%E7%A5%88%E7%A5%B7

飼い主の目線で見た境内

神気あふれる吉水神社の参道

吉水神社の参道は、一度坂道になった後、急な上り坂になります。

特に上り坂はチワワなど、小さい体の子には少々キツいかもしれませんので、必要であれば抱っこしてあげてください。

また、参道には人家やお店が立ち並んでいます。電柱には「おしっこ・うんち禁止」と張り紙があったので、粗相の無いよう注意を払ってくださいね。

鳥居をくぐると、外界とは違った神聖な空気が流れている静かな参道です。

写真は参道にいた、こまいぬです。たてがみといい表情といい、格好良いと思いませんか?

一般的なものよりも前足や胴が長くて、若干大ぶりな印象を受けます。

門をくぐると左手に掛けられている、参拝に関する注意書きです。

特に気になった一文は、「犬と一緒に参拝される人は、マナーがしっかりしていて気持ちのいい人ばかり」の一文です。ペットとお参りできる貴重な神社ですので、これからもこの評判を崩さないように気を付けていきたいですね。

他にも大事なことが書かれていますので、参拝前に目を通しておきましょう。

不安や悩みが消える!吉水神社の本殿

山の中なので空気は澄んでおり、本殿前は静寂に包まれていました。参拝者のマナーも良く、皆さん穏やかにお参りされているのが印象的でした。

私は手を合わせると、さまざまな心配事や考え事がフッと消えて、心が楽になりましたよ。

本殿の中にはよく見ると、勝手明神の文字が・・。

勝手神社は不審火で社殿が無くなったため、ご神体が吉水神社に祀られていると記述がありました。

上は、吉水神社で授与された御朱印です。

書院中庭で過ごすゆったりとした時間

受付で拝観料を払うと書院中庭に入れますが、なんとこの場所でも犬を歩かせて良いといわれました。

中庭裏にあるのは、古くから修験者たちの無事を祈ってきた場所、北闕門(邪気祓い所)です。北闕門で邪気を払うと、元気や勇気が湧いてくるといわれています。

見晴らしの良い居場所にはベンチが置かれているので、ゆっくりと景色を眺めたり休憩したりできますよ。

ただし草むらには虫がたくさんいますので、気を付けてくださいね。特にトイレにはたくさん潜んでいました・・・。

国宝級のお宝が並ぶ書院

源義経・潜居の間や後醍醐天皇王座の間、秀頼寄贈の湯釜など、歴史的にも価値高いお宝が展示されています。

神主さんにお尋ねしたところ、個人的に楽しむ程度であれば写真撮影もOKです。

ペットについてですが、国宝級のお宝の前でも抱っこしてなら一緒に入っても良いと言われました。

いつもなら外で待たせるので、ゆっくり鑑賞できなかったり気になったりして焦ってしまうでしょう。

ここでなら時間を気にせず、一緒に見て回れます。ずっとそばにいられるのは幸せですよね。

いつでも一緒!ペットOKの周辺レストランと宿

テラスから絶景を楽しめる!お食事処 はるかぜ

このお店では、柿の葉寿司や吉野名物・葛うどんが食べられます。

外のテラス席ではありますが、ペット同伴可能です。

筆者が注文したのは焼きおにぎりセットで、おにぎりや煮物は味付けがしっかりしていました。蔵王堂近くでアクセスも良く、絶景を眺めながら美味しいご飯が食べられます。

お食事処 はるかぜ
奈良県吉野郡吉野町吉野山545-2
TEL:0746-32-3830
定休日:不定休
営業時間:10時~16時

リーズナブルでアットホームな宿 太鼓判

吉野山の中で、唯一ペット宿泊可能なお宿です。

上千本のエリアなので少し上らなければいけませんが、和室8帖(1名様 1泊2食付)で8,800円~。かなりリーズナブルなお宿ですよね。

吉野の食材を使った料理で疲れを癒し、愛犬とゆっくりした時間を過ごしませんか。

太鼓判花夢花夢・本館
奈良県吉野郡吉野町吉野山2041(花夢花夢)1278(本館)
TEL:0746-32-3071 
FAX:0746-32-1103
定休日:不定休
お問合せ専用メール:kamkam@taikoban-yoshino.com
ホームページ:http://www.taikoban-yoshino.com/index.html

まとめ

奈良県吉野郡にある、吉水神社について紹介しました。

吉水神社は山の中で空気も良く、とても安らいだ気持ちにさせてくれるところです。落ち着いた心の飼い主さんと一緒にいることが、犬にとっては一番の健康に繋がるかもしれません。

一緒に参拝したらより愛情が深まりますし、ペットを想っての行動はきっと伝わるでしょう。

社殿の前で誓う姿を見たら、神様はあなたに力を貸してくれるかもしれません。

吉水神宮を訪れていつまでも幸せに暮らせますように。