【豊国神社・京都】豊臣秀吉の強力なご利益を授かりに行こう

京都編
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京都市東山区に佇む、豊臣秀吉ゆかりの神社・豊国神社をご存じでしょうか。

ここは、豊臣秀吉にまつわるさまざまな宝物があるだけではなく、出世開運のご利益がある神社としても有名です。

また、鳥居から本殿に至るまで、境内は力強さに満ち溢れており、訪れる者にパワーを感じさせてくれます。

今回は、そんな豊国神社の由緒や境内の見どころを紹介します。知識を深めて、出世開運のご利益に授かりに行けると良いですね。

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京都人の熱意で復活!豊国神社の由緒

創建年 慶長4年(1599)
御祭神 前関白太政大臣贈正一位 豊臣秀吉公
御利益 出世開運・厄除招福・良縁成就など

歴史
慶長3年(1598)8月18日、京都・伏見城で62年の生涯を閉じた豊臣秀吉は、遺命により、阿弥陀ケ峰に埋葬されました。
翌年には、山腹にある太閤垣に雄大な社殿を建立。後陽成天皇により「豊国大明神」の神号を与えられます。

しかし豊臣家滅亡後、徳川家によって豊国社は完全に壊されてしまい、以降、庶民の参拝もままならない状態となります。

明治維新後、ようやく明治天皇により別格官幣社に列せられ、旧方広寺大仏殿跡地に復興したのが、現在の豊国神社です。

尚、当初は大阪城外に造られる予定でしたが、京都人の熱望により、本社は京都に置かれることとなります。現在大阪にある豊国神社は別社です。

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荘厳な唐門は最大の見どころ

伏見城の遺構で国宝に指定されている唐門です。堂々としていて重々しく、厳めしい様子が感じられます。

しかし、よく見ると繊細で細やかな装飾が美しい門です。今でこそ色あせていますが、当時は金箔張りで漆塗り、極彩色に輝いていたといわれています。

唐門正面にある「豊国大明神」の御神号の額は、なんと後陽成天皇の直筆のものです!かなり年季が入っていました。

唐門横の竜のオブジェ

門から本殿に手を合わせると、ますますその力強いパワーが伝わってくるようです。

秀吉のお力を感じている・・そう思うだけで興奮してしまいます。もちろん、神になられた方ですので、厳かで神聖な気持ちにもなれる拝殿です。

ちなみに本殿右隣には秀吉の正夫人・北政所を祭る貞照神社があります。

大正14年に創建されたものです。夫婦揃ってお祀りされているとは、生前の仲睦まじさが伝わってくるような気がしますね。

門近くに掛けられていた、たくさんの瓢箪の絵馬。

そういえば、東大阪にある瓢箪山稲荷神社も秀吉ゆかりの場所ですが、豊国神社といい、「秀吉といえば瓢箪」が定着していますね。

寒さのせいか、この日は人が少なかったのですが、皆さん静かに、厳かな雰囲気で参拝されていたのが印象的でした。

瓢箪でいっぱい!豊国神社の境内の様子

威風堂々とした作りで、威厳を感じる鳥居。既にパワーがあります。

筆者一押しの注目ポイントは、こちらの手水舎です!何がポイントかというと・・・。

なんと!水の出る部分が、瓢箪になっています(笑)。すごくユニークですよね。個人的にこのような手水舎は初めて見ました。

アイキャッチにもなっている豊臣秀吉の像が安置されているのは、唐門に向かって左側です。凛々しくて勇ましいお姿が拝めます。

境内社の槇本稲荷神社です。豊国神社の拝殿、向かって左側に鎮座しています。中には提灯がたくさん掛けられていて、神聖な雰囲気が漂っているお社です。

境内奥、東南の隅にある高さ2.5mほどの五輪塔。旧豊国社が徳川氏によって取り壊されたのち、秀吉を慕う人々によって作られた代拝所といわれています。

馬塚という名前は、徳川氏を恐れて地名を付けた説が多いとのことです。

方広寺の鐘 重要文化財
高さ 4.2m 重さ82.7t

境内の北側に隣接しているのは、京の大仏殿で知られていた方広寺です。

残念ながら大仏は災禍に合い消失してしまいましたが、あの有名な「国家安康」の鐘が境内に残されています。

豊臣・徳川決戦の引き金となった鐘がいまだに健在するとは、歴史のロマンを感じずにはいられませんね。

歴史的お宝が勢ぞろい!宝物館

宝物館
桃山風造り 
開館 大正14年

境内南側には、秀吉ゆかりの品々が数多く展示されている、宝物館があり、社務所で事前にお金を払うと入れます。

見どころは、入口正面にある与二郎鉄燈篭(辻与二郎・重文)や、豊国祭礼図屏風(狩野内膳筆・重文)などです。

鉄燈篭:豊国神社パンフレットより

ほかにも、甲冑や刀、瓢箪など約80点展示されていますが、個人的に特に印象に残ったのは、秀吉の歯です。

意外に大きな歯をしていてびっくりしました。今より食べ物も固かったでしょうし、顎がしっかりされていたのかもしれません。

そして、この宝物館なんですが、歩くと床がミシミシといいます(笑)。多分、年季が入っているのでしょう。

古さを感じさせてくれるので、より秀吉の時代にタイムスリップしたような気持ちになれます。味があって面白い建物ですよ。

豊国神社の御朱印と瓢箪の授与品

豊国神社では、現在3種類の御朱印が授与されています。

上が通常の御朱印で、初穂料は300円です。直書きもしていただけます。

下は、夫婦朱印と呼ばれるもので、貞照大神とのコラボ御朱印です。初穂料は600円。書置きのみの対応となっています。

京都十六社朱印めぐりの御朱印もあります。豊国神社の御朱印は、ちょうど真ん中の下にあるものですね。瓢箪の印が押されています。

こちらは、豊国神社オリジナルの御朱印帳と御朱印袋。男性が好みそうな、かっこいいデザインですね。

左から、胴服柄御印帳(2,200円)、骨喰藤四郎朱印帳(1,700円)、そして豊臣家の家紋である五七桐が入った御朱印帳(1,200円)となります。

こちらは、お守りなどの授与品です。やはりここでも、瓢箪が存在感を放っていました。

このサイトに挙げている御朱印や授与品は、あくまでも一例です。
御朱印や授与品は更新される可能性があります。参考として閲覧いただければ幸いです。

まとめ

京都府東山区にある豊国神社は、貧しい幼少期からたった一代で天下を統一した豊臣秀吉が祀られている神社です。

その魂は今でも境内に息づいており、出世開運のご利益と秀吉のパワーが感じられます。

歴史を変えた秀吉の偉業に感謝しながらお参りすれば、きっとあなたにもご利益が授けられるでしょう。

主な行事

4月18日豊国廟例祭
9月18日豊国神社例祭・献茶祭(豊臣秀吉の命日となる日に行われる祭り)

豊国神社(とよくにじんじゃ)
住所 京都市東山区大和大路通正面茶屋町530
TEL 075-561-3802
FAX 075-531-1643
公式ホームページ なし

参拝時間 24時間
参拝料 無料
定休日 なし
駐車場 あり

宝物館拝観時間
9時~17時(受付は16時30分迄)
宝物館拝観料
大人・大学生・高校生 500円
中学生・小学生 300円

アクセス
・JR京都駅から 市バス206・208 博物館三十三間堂前下車 徒歩5分
・阪急河原町駅から 市バス207・特207 東山七条下車西
・京阪七条駅下車 東へ



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