仕事や人間関係、恋愛など、必死にがんばっているけれどなぜか思うようにいかない、報われないと辛い想いを抱えていませんか?
「どうしたら良いかわからない。自分の努力不足なのかな。」
そんな風に自分を責めてしまったら、とてもしんどいですよね。
今回は、そんな風に人生を一生懸命がんばっている方に、奈良県桜井市にある最強パワースポット、大神神社を紹介します。
大神神社は、神様に呼ばれる人だけしか行けないところとして有名です。
努力して生きてきたけれど、自分ではもう限界を感じている人が助けてほしいと心から願った時、神様に呼ばれるのかもしれません。
そんな人を救ってくれる、いわば最期の砦のような神社です。
ありのままの自然が残っている境内はとても広く、おすすめの見どころもあわせてご紹介します。
大神神社と御神縁を結んで、あなたがもっと生きやすくなりますように。
神威を感じる三輪山!大神神社・由緒
ご祭神・・大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
配祀・・大己貴神(おおなむちのみ) 少彦名神(すくなひこなのかみ)
ご利益・・縁結び・商売繁盛・学力向上・病気治癒・芸能・厄除など
日本最古の神社。
大物主大神が国造りのために、自身の御魂を永遠に三輪山に鎮められたことが始まりです。「古事記」や「日本書紀」にも記述があり、神威の高い山として知られています。
三輪山そのものがご神体であるため本殿はなく、古代の形式を残している神社です。
大神神社例祭、大神祭は崇神天皇の8年卯の日に始まったとされ、兎とは深いご縁があります。
写真は、自分の体の痛い部分を撫でると治してくれる置物(通称 撫で兎)です。
いつ行っても列ができており、多くの参拝者に信仰されていることが伺えます。
大物主大神がはっきりとした形で現れる際は、蛇の姿をしているといわれています。
卵がお供えされているのは、蛇の好物とされているからです。
持参していなくても、参道近くの商店街で購入できますよ。
周辺には、邪馬台国の最有力候補地・纏向遺跡や女王・卑弥呼(大物主大神の妻)ともいわれている、箸墓古墳もあります。
参拝に来られる方は、日本人がほとんどです。
あくまでも筆者の所感ですが、観光目的で来られる参拝者は少なく、皆深い信仰心を持ってお参りされています。
悩みや辛さを抱えている方も、安心してお参りできる雰囲気ですよ。
これらの逸話からも、辺り一帯がいかに歴史深く、スピリチュアルな場所であるかお分かりいただけたでしょうか。
大神神社は、「三輪さん」の愛称で人々に親しまれ、多くの方に信仰されている、最強(最恐)パワースポットです。
大物主神や三輪山信仰について、もっと知りたい方はこちらから↓実際に神社でも販売されている、おすすめの入門書です。
大神神社に呼ばれた人におすすめする見どころ
背後には禁足地と三輪山!神々しい拝殿
寛文4年(1664)に徳川家綱公によって建てられた拝殿です。拝殿の奥には三ツ鳥居と瑞垣があり、その先が絶対に足を踏み入れてはならない禁足地となっています。拝殿・三ツ鳥居共に重要文化財。
写真からもわかるように光が刺していたり、日によってはモヤがかかっていたりと、幻想的な場所です。初めて訪れる方の中には、あまりの美しさに感動を覚える人もいらっしゃるかもしれません。
また、毎月1日には拝殿で月次祭が行われます。
筆者も何度か月次祭に参列しましたが、特に驚いたのは、神様にお供えする品の豪華さと多さです。次から次へとお供え物が運ばれてくるので、びっくりしますよ。
他にも、参列者全員で祝詞を唱えたり、巫女の舞が近くで見られたりなど、貴重な体験ができます。神聖な拝殿に上がる良い機会ですので、ぜひ参列してみてはいかがでしょうか。終わった後は、すっきりとした気持ちになれますよ。
万病に効くといわれる御神水!薬井戸
拝殿より参集殿前を通って北へ向かう道を歩くと、右手に狭井神社の鳥居が見えてきます。
狭井神社は病気治癒の神様としての信仰が篤い、清浄な場所です。
拝殿の裏には、三輪山から湧き出た御神水が頂ける薬井戸があります。
御霊水は古代より「くすり水」として知られており、病気治癒や身体健康を願う方が多く集まっている霊験あらたかな水です。
ここで飲めるよう紙コップが用意されていますので、ぜひ飲んでみてください。美味しくてびっくりしますよ。
元々、三輪は水がきれいな場所で有名ですが、神聖な三輪山の水は格別です!
人によっては「体がこの水を欲しがっていた」とさえ感じるかもしれません。
お水は持参した空のペットボトルで汲んで持ち帰れますし、狭井神社の授与所でも販売されています。
聖なる水ですので、くれぐれも大量に持ち帰らないよう気を付けてくださいね。
御神水情報
・500ml 100円
・2L 300円
呼ばれた人しか登れない?!三輪山登拝口
狭井神社の境内には、三輪山への登拝口があります。神聖な山の入り口だけあって、この場所も一段と清らかな雰囲気に包まれています。
手を合わせたり、山をしばらく見つめていたりする方も多いところです。
もちろん、お時間のある方や体力に自信のある人は、そのまま入山されても良いでしょう。ただし、入山の際は、許可証を取って神職による注意事項を聞く必要があります。
「脇道に入ると、ヘリコプターでなければ救助できない。遭難される方は決まって疲れていたと口にされます。体調が悪い方は、今すぐここでやめる決断してください。山は逃げません。引き返す勇気を持ってください」
神職の方が、強い口調でこのように話されていたのが印象に残りました。
入山は本来、山を足で踏みつける行為です。中途半端な気持ちや、体調不良のままで登ると必ず痛い思いをします。
ネット上でも登山により素晴らしい経験をされた人が多いですが、決して無理をせず、体調が良い時を選んでくださいね。
さまざまな理由があって登山ができない時は、「まだ呼ばれていないんだな」と思ったら良いかもしれませんね。
万葉集の世界を体感できる展望台
久延彦神社に向かうまでの道に、大美和の杜展望台があります。
この日は天気が良かったのですが、あいにく木々に景色を遮られてしまい、大展望とまでは行きませんでした(写真左)
そんな時は、久延彦神社横にある展望台の方が絶景を楽しめるかもしれません(写真右)
葛城山や金剛山はもちろん、大和三山(畝傍山・香久山・耳成山)など、万葉集で詠まれた有名な山々が見渡せます。
まるで万葉の世界にタイムスリップしたかのような気分が味わえる、すてきなビュースポットです。
素通りされがちだが本当はとても重要な場所!大直禰子神社(若宮社)
久延彦神社を下って右に曲がり、まっすぐ進むと大直禰子神社(若宮社)があります。
こちらは、重要文化財に指定されており、大物主大神の子孫が祀られている摂社です。
写真を見てお気づきの人もいらっしゃるかもしれませんが、お寺のお堂に似ていますよね。
それもそのはず、こちらは明治以前まで大御輪寺というお寺で、若宮神と十一面観音様が祀られていた場所です。現在十一面観音様は、聖林寺にいらっしゃいますが、神仏分離以前は大直禰子神社に安置されていました。
この日だけかもしれませんが、久延彦神社に行った後そのまま帰られる方が多く、若宮社でお参りされる人は少ない印象を受けました。
境内でも重要な摂社として位置づけられていますので、ぜひお参りしてみてはいかがでしょうか。
境内全体に溢れる聖なるパワー
境内に鬱蒼と茂る木々や神秘的な雰囲気、気持ちの良い空気そのものが、大神神社最大の見どころでしょう。
参拝者の中には不思議な体験をされた人も多いようですが、境内に溢れる強いパワーを感じると納得するかもしれません。
筆者の場合は、人生がうまくいかず何が原因かわからなくなっていた時に、お参りをしました。
境内にいる途中、急にお腹が痛くなり、その足で病院に行くと大きな病気が発覚!
情緒的な部分で辛くなっていたのは、病気のせいだったと判明しました。
原因がはっきりしたため、今では病気と付き合えて生活が安定しています。単なる偶然かもしれませんが、大神神社でパワーを貰ったからかもしれないなと、今でも感謝しています。
境内には休憩所やベンチも設置されていますので、お参りだけでなくじっくりと境内の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
霊験あらたかな境内の様子
祓戸神社
御祭神 瀬織津姫命・速秋津姫神・気吹戸主神・速佐須良姫神
夫婦岩
二つの岩が仲良く寄り添っていることからつけられた名前。
縁結び・恋愛成就・夫婦円満のご利益があります。
神宝神社
御祭神 家都御子神・熊野夫須美神・御子速玉神
古くから、三宝荒神としての信仰もあり、財宝の神としても崇敬されています。
天皇社
御祭神 御真木入日子印恵命(第10代 崇神天皇)
天皇のご盛徳をたたえまつり、御肇国天皇として万世に受け継がれる聖太子であらせられます。
成願稲荷神社
御祭神 宇迦御魂神
稲荷の神様で、すべての食物を司る方です。
五穀豊穣・開運招福などのご利益があります。
宝物収蔵庫
勾玉やブレスレット、銅鏡など祭祀に関係する遺物や一の鳥居に置かれていた蛇の置物なども展示されています。
考古学的価値が高い収蔵庫は必見です。
毎月1日と土・日・祝のみ開催(大人拝観料 200円
活日神社
御祭神 高橋活日命
高橋活日命は、崇神天皇に命じられ、大物主大神に酒を供える神酒を造った掌酒です。
磐座神社
御祭神 少彦名神
岩(磐座)をご神座とする、珍しい神様です。
市杵島姫神社
御祭神 市杵島姫命
海の神、そして水の神であり、芸能をつかさどる弁天さんでもあります。
久延彦神社
御祭神 久延毘古命
知恵の神様であり、受験合格や学業向上のお守りが購入できます。
社殿内には木彫りの知恵ふくろうがいて、撫でると徳を受けられるんだとか。とにかくかわいいふくろうなので、撫でるだけでも気持ちが落ち着くかもしれません。
境内にある休憩所です。自販機やお茶が用意されています。
このほかにも、境内には三輪素麺や素朴な味付けが絶品のおいなりさんが食べられる茶店もあるので、ぜひ休憩にご利用ください。
神様に呼ばれた人だけに授けられる御朱印
神様に呼ばれ、大神神社の神様と結縁を結んだ証として、ぜひ御朱印も一緒にいただきましょう。
大神神社では、現在2種類の御朱印が授与されています。
一つ目は、日本画家の清水桃香氏による、拝殿が描かれた御朱印です。
初穂料は500円になっています。素朴だからこそ、より大神神社の霊験あらたかなパワーが感じられる御朱印ですね。
二つ目は、通常の御朱印です。初穂料は300円となっています。
何年も前にいただいた御朱印ですが、今もデザインが変わっていません。統一感があって良いですね。
次に、狭井神社の御朱印もご紹介します。初穂料は300円。
久延彦神社でも御朱印が授与されています。初穂料300円。
下は、御朱印帳と御朱印袋です。
御朱印の他にも、恐ろしいほどのパワーを秘めたブレスレットなど、さまざまな授与品が置かれていました。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
まとめ
呼ばれないと行けないパワースポット、大神神社について紹介しました。
大神神社は、真摯にがんばってきた人々の生き様を、一貫して見守ってくれていたかのような場所です。あなたが苦悩に直面し、救いを求めるなら、きっと受け入れてくれるでしょう。
その結果、自分自身で答えや解決策が見つけ出せるかもしれません。
現状を変えたいとお悩みなら、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
こちらも実際に神社で販売されている書籍です。美しい写真とともに大神神社の魅力に迫っています↓