率川神社の御朱印!街中にある癒しの神社の魅力に迫る

奈良編
本ページはプロモーションが含まれています

奈良県の観光スポットや美味しい飲食店が点在するエリアに、ひっそりと佇むおすすめの神社があります。

それは、奈良市にある子守明神・率川神社です。

率川神社は日本最古の神社大神神社摂社であり、安産・育児・家庭円満等のご利益があります。

街中の喧騒から逃れ、心を静めたい人々にとっては、心地よい癒しの場所といえるでしょう。

今回は率川神社の御朱印と共に、境内の魅力を紹介します。

奈良への旅行には、航空券が格安価格で購入できるこちらのサイトがおすすめです↓

格安航空券・飛行機チケット・LCC予約

可憐なささゆりが印象的!御朱印や授与品

率川神社の御朱印は、現在1種類のみで、社務所で授与されています。

ささゆりのお印が控えめながらも魅力的な、美しい御朱印。ぜひ、手元に大切に保管しておきたいですね。

社務所

可憐なささゆりがあしらわれているお守りなど、社務所には他にもさまざまな授与品が販売されています。

ゆり守

個人的におすすめなのが、大神神社でも販売されている「子持勾玉守」(1,000円)です。

写真はネックレスタイプですが、他には根付もあります。

三輪山麓から出土した子持勾玉を模したもので、なんでも持っていると運気がアップするのだとか!

私が持っているものは、5年以上使っているにもかかわらず、一切紐が切れたり欠けたりしません。

お値段の割に、めちゃくちゃ長持ちしてくれています!(笑)本当におすすめです。

三輪山信仰について、もっと知りたい方はこちらから↓大神神社でも販売されている、おすすめの入門書です。

大神神社 (学生社 日本の神社シリーズ)

率川神社とはどのような神社なのか?!詳しく紹介

大神神社の神様もお祀りされている!率川神社の由緒

川神社(読み方 いさがわじんじゃ) 

創建年 推古天皇元年(593) 奈良市最古
勅命 大三輪君白堤おおみわのきみしらつつみ
御祭神 媛蹈韛五十鈴姫命ひめたたらいすずひめのみこと
ご利益 子守明神(安産・生育安全・家庭円満など)
歴史
御祭神である媛蹈韛五十鈴姫命は、神武天皇の皇后殿下です。内助の功として大変お力を発揮された方でもあります。

本殿は三棟あり、両側に祀られているのは、媛蹈韛五十鈴姫命の両親にあたる方です。
中央の媛蹈韛五十鈴姫命(子)をお守りしている形をとっていることから、「子守明神」といわれるようになりました。
かつては、春日大社との繋がりがありましたが、1877年(明治10)3月、内務省達により大神神社の摂社になった神社です(正式名称 率川坐大神御子神社)

子守明神ならではの穏やかな境内

休憩所

近鉄・JR奈良駅から徒歩7分ほどの場所に位置し、周辺には興福寺や猿沢池などの観光名所が点在しています。時期によっては非常に混雑し、歩くのに疲れることもありますよね。

そんな時には率川神社を訪れてみてください。静かな境内に一歩足を踏み入れると、他とは違う神聖な空気が流れていると実感できるでしょう。

個人的におすすめなのは、休憩所の椅子に座ってボーッと境内を眺めることです(笑)。とても心が安らぎますよ。

子守明神のご利益もあることから、小さなお子さん連れの方も多く、みなさん厳かに参拝されている印象です。

境内おすすめの見どころ

春日大社のような荘厳な本殿と拝殿

率川神社本殿(県指定文化財)

建築年代 江戸前期頃
建築様式 
・一間社春日造(柱間が間で春日造りであるもの)
・檜皮葺(檜の皮を使って屋根を葺くこと)
御祀神
本殿左・・狭井大神さいのおおかみ(父神)狭井大神は大神神社の大物主大神と同じ神様
本殿中央・・媛蹈韛五十鈴姫命(子)
本殿右・・玉櫛姫命たまくしひめのみこと(母神)

参考:春日大社の金龍神社

写真では分かりづらいかもしれませんが、春日大社とも繋がりがあった神社だけあって、さすがに社殿は春日のものと似ていますね。

拝殿に手を合わせると、神聖な感覚が一層深まり、心が穏やかになれる場所です。

拝殿
拝殿内部

拝殿と本殿の間には雨除け(?)の屋根が掛けられています。

荘厳で美しい社殿の全貌が見えないのは少し残念ですね。儀式等の都合でやむを得ないのかもしれません。

心落ち着く境内社3社

率川阿波神社

摂社 率川阿波神社いさがわあわじんじゃ(中央)

御祭神 事代主神ことしろぬしのかみ
創祀年代 光仁天皇の宝亀年間(770~780)
創祀者 藤原是公ふじわらこれきみ
ご利益 生活守護・商売繁盛
例祭日 6月17日
初戎祭 1月5日

由緒
奈良市最古の恵比須社であり、御祭神である事代主神は、大物主大神の御子神です。
藤原是公が夢の中のお告げに基づいて、阿波国より勧請したと伝えられています。

当初は奈良市西城戸町に鎮座していましたが、時代の流れとともに衰退。
昭和34年に現在の位置に移されました。

住吉社

末社 住吉社(向かって左)

御祭神 上筒男命・中筒男命・底筒男命氣長帯比売命(神功皇后)
例祭日 6月17日
由緒
大阪・墨江(住吉)に鎮まる神と同じ神。
神功皇后の遠征守護神であり、海洋の神様と言い伝えられています。

春日社

末社 春日社(向かって右)

御祭神 武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売神
ご利益 国家安泰や諸願安全など
例祭日 6月17日
由緒
同じ奈良市内にある、春日大社の四神を祀ったお社です。

本殿右側にある3つの境内社は、朱色の鳥居と囲いの中に鎮座しています(上記の写真)。

朱色は穢れを祓う神聖な色としての意味合いを持っており、春日大社でも使用されていることは、多くの方がご存じでしょう。

見落としがちな場所にありますが、素朴でありながらも、心地よい雰囲気があるお社です。ぜひ、足を運んでみてください。

筆者
筆者

春日大社と大神神社、二社に同時にお参りしているかのような気持ちになれますよ。

ご利益いっぱいな石や遥拝所!そのほかの見どころ

境内南側にある蛙のような見た目をしている石、「蛙石」。蛙は命の再生や裕福の象徴ともいわれている存在です。

健康回復や金運アップのご利益を求めて、この石を撫でる方も多いといわれています。

正直、見た目はあまり蛙には見えなかったのですが(笑)、ご利益いっぱいな石は必見です!

蛙石の左側にある、大神神社の遥拝所です。高さ2m、幅約2mの石製の遥拝所で、正面には平山郁夫氏による「神の山 三輪山の月」が描かれています。

遠くにある三輪山を思い浮かべながら手を合わせると、心の奥深くで繋がっているような気持ちになれる場所です。

飛鳥時代から続けられているささゆり奉献神事

毎年6月17日に斎行される「三枝祭さいくさのまつり」(別名ゆりまつり)は、率川神社の最も重要なお祭りのひとつです。

飛鳥時代から伝わる祭祀で、疫病を鎮める為に毎年行われています。

三枝祭に先立ち執り行われるのが、ささゆり奉献神事です。

まず、三輪山に咲くゆりの花を神前に供えた後、電車に乗ってJR三輪駅からJR奈良駅まで移動。

その後、ささゆり音頭を踊りながら、率川神社にささゆりを届ける、なんとも華やかなお祭りです。お祭りに電車を使用するのも、なんだか現代的で面白いですね!

まとめ

奈良県奈良市にある、率川神社を紹介しました。

率川神社は、気軽に参拝できて、心に安らぎを与えてくれる神社です。

ご利益である安産や育児、家庭安全を願う人にとっても、癒しは欠かせませんよね。

そんな神社の御朱印をいただき、神様との結びつきを感じることで、心にも癒しを呼び込めるかもしれません。

あなたもぜひ、率川神社で静かなひとときを過ごしてみませんか。

行事ささゆり奉献神事:6月16日
三枝祭(ゆりまつり):6月17日
御神火(ごしんか)まつり:1月1日
初戎:1月5日

大和国一の宮 大神神社摂社 率川神社

住所:〒630-8231 奈良市本子守町18
TEL:0742-22-0832 FAX:0742-22-0832
公式ホームページ https://isagawa-jinja.jp/
社務所受付 午前9時~午後4時半
アクセス
近鉄・JR奈良駅から徒歩7分 もしくは市内循環バス「本子守町」下車すぐ




コメント