龍田大社に吹くスピリチュアルな風でリフレッシュしませんか

奈良編
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日本でも珍しい風の神様が祀られている神社がどこにあるかご存じでしょうか。それは奈良県生駒郡にある龍田大社です。

風は古代から日本人の生活に深く結びつき、農耕や気候、文化など多岐にわたる面で影響を与えてきた、不可欠な存在です。

境内に立つとスピリチュアルな風が爽やかに吹き抜け、その心地よい気流が参拝者の心をリフレッシュさせてくれます。

この記事では、そんな龍田大社の由緒や神聖な境内の様子について、詳しくご紹介します。

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日本の神社 91号 (龍田大社・廣瀬大社) [分冊百科] 雑誌

気を司るスピリチュアルな神!龍田大社の由緒

主祭神名
天御柱大神あめのみはしらのおおかみ (別名 志那都比古神しなつひこのかみ)
国御柱大神くにのみはしらのおおかみ (別名 志那都比売神しなつひめのかみ)
創建 今から約2100年前 第十代崇神天皇の時代
創建者 崇神天皇
ご利益 五穀豊穣 航海・航空安全など
大気・生気・風力を司り、『気』を御守護くださる
歴史
今から約2100年前、疫病や凶作など次々と災いが起こる中、崇神天皇はご神託により当地にお社を造営しました。
すると、疫病はなくなり豊作になったそうです。これが龍田大社の創建といわれています。

大和(奈良)と河内(大阪)を繋ぐ地に位置する龍田大社は、奈良時代には西の玄関口として極めて重要な役割を果たしていました。

龍田川(現在の大和川)や龍田古道と深い関わりを持ち、国境を象徴する存在として、人々の生活を見守ってきた神社です。

龍田神社
写真引用元:一般社団法人 奈良ビジターズビュロー


ちなみに、龍田大社のすぐ近くにある龍田神社には、聖徳太子が法隆寺を建立する際、完工の安全を願って参拝したといわれています。

法隆寺完成後、龍田神社には龍田大明神のご分霊が祀られ、法隆寺鎮守社となったのです。

このことから、龍田神社は「新宮」、龍田大社は「本宮」と呼ばれています。少しややこしいですが、混同しないように気を付けてくださいね。

心配りが美しい!境内の雰囲気

参道には整った配置で石灯籠が並んでいて、その美しい光景が心を和ませてくれます。

木々や紅葉、そして休憩処の手入れがとても行き届いており、訪れる人々の心に癒しを与えてくれるすばらしい場所です。

手入れの行き届いた境内は、風が心地よく流れる空間を生み出しています。スピリチュアルな風は、参拝者に癒しや安心感を与えてくれるでしょう。

筆者
筆者

美しい境内には、神様への感謝と敬意が込められている気がしますね。



よく見ると龍がいる?!本殿と拝殿

本殿

龍田大社の摂社と末社は、上のように拝殿と本殿の間に鎮座しています。

以下が、それぞれに祀られている神様の名称です。

摂社 龍田比古命たつたひこのみこと 龍田比売命たつたひめのみこと  龍田地区を守護されていた氏神様 夫婦の神
末社 上座 天照大御神あまてらすおおみかみ 住吉大神すみよしおおかみの相殿
   中座 枚岡大神ひらおかおおかみ 春日大神かすがおおかみの相殿
   下座 高望王たかもちおうのお妃 
   (末社は創建年代不明)

拝殿

拝殿は、よく見ると注連縄の形が独特です。なんでも、龍を表現するためにこのような形になったのだとか。

境内の至るところに龍の置物がありますが、このような場所にまでいるとは意外ですね。ぜひ現地でもチェックしてみてください。

心地よい風が吹く中で手を合わせると、とても気持ちが落ち着く拝殿です。

私の場合、参拝後はなんとなく晴れ晴れと安定した気分になれました。気が整うとは、このことをいうのでしょうか?!風の神様のご加護おそるべしです!(笑)

境内おすすめのパワースポット!三つの末社

霊験あらたかな三つのお社の名称と由緒

白龍神社
創建年 明治41年春
ご利益 縁結び・浄難災難除け
由緒  江戸末期に龍田神社の神域に突如出現した白蛇。しかし、明治後期に一夜にして姿を消してしまいました。
明治41年春、再度にごり池に白龍として現れたため、この地に迎え入れ、お祀りしたのが始まりです。

龍田恵美須神社
創建年 寛元元年(1243)
ご利益 福徳円満・商売繁盛
由緒  寛元元年(1243)に西宮戎神社から御分霊を勧請したお社です。何度か荒廃しましたが、昭和62年11月28日に復興され、現在に至ります。

三室稲荷神社
創建年代不明
ご利益 福徳円満・商売繁盛
由緒  古くから三室稲荷さんとして親しまれ、特に商売人に信仰されてきた神様です。

末社周辺のスピリチュアルな空気

見逃しがちな末社ですが、個人的に境内でも有数のパワースポットだと感じるおすすめの場所です。

まず白龍神社ですが、白龍大神はとても水が好きなお方ですので、目の前に流れる湧水を石にバシャバシャとかけると良いといわれています。

私も何度かかけましたが、回数を重ねるごとに心が清められたといえば良いでしょうか。すっきりした気持ちになっていくのを感じました。

湧水の側にあった蛙の置物

龍田恵美須神社三室稲荷神社も、神聖で清らかな空気が流れている場所です。

末社の後ろは木々が鬱蒼と茂っており、空気が澄み渡っています。

当然ながら、澄んだ空気は呼吸がしやすいですよね。ただ、私にはここには神聖な何かがいて、その見えない存在が呼吸を整えてくれているようにも感じました。

あなたはどんな風に感じるでしょうか?ぜひ、現地にいって確かめてみてくださいね。

風神と書かれた珍しい御朱印や授与品

龍田大社では、「奉拝」の代わりに「風神」と書かれた、珍しい御朱印がいただけます。とても優しい対応をしてくださる神主さんに書いていただきました。達筆ですね!

御朱印帳についてですが、普段は販売されていません。その代わりに、毎月1日に行われるご神縁祈願祭に参加した方のみ授与される、御朱印帳があります。

空高く舞い上がっている龍が描かれた、かっこいい御朱印帳です。

社務所には、ほかにも各種お守りやお札が販売されていました。

龍田大社ならではの風神と書かれたお守りは、ご利益がありそうですね!

ご神縁祈願祭
毎月1日のみ 祭典日前々日までの完全予約制
祈願料5000円 詳しくは社務所まで

龍がいっぱい!そのほかの境内の様子

神楽殿(旧拝殿)
ご祭神 多賀二柱大神・出雲二柱大神

飛び地境内地の神奈備神社です。龍田大社に行くまでの道のりに鎮座しています。
神奈備とは、神様が住む森という意味です。

急な石段の上にありますので、気を付けて登ってくださいね。

龍田大社の飛び地境内地は、このほかにも岩瀬の社と三室山があります。

まとめ

奈良県生駒郡にある龍田大社について紹介しました。

龍田大社を訪れることで、当たり前の存在である風のありがたさが感じられます。また、日常生活で感じる風の意味についても、深く考えさせてくれる貴重な神社です。

ごく自然に存在するものに感謝の心を持つことは、心身の健康にも良い影響を与えてくれるでしょう。

あなたも龍田大社の境内を吹き抜けるスピリチュアルな風を感じて、感謝の気持ちと共にリフレッシュしてみませんか。

風神 龍田大社
〒636-0822 奈良県生駒郡三郷町立野南1丁目29-1
TEL:0745-73-1138
FAX:0745-32-3358
授与所受付:午前9時〜午後5時(ご祈祷受付は4時迄)

アクセス:JR大和路線三郷駅より徒歩10分 上り坂あり

主な年間行事と日時

風鎮大祭7月第一日曜日 午前10時半~
御座峰山神祭風鎮大祭翌日 午前10時~



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