八坂神社の見どころ5選!境内に美容水が湧き出てるってホント?

京都編
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京都市東山区にある、疫病退散や縁結びのご利益で有名な八坂神社。境内の一角に、肌に良いとされる美容水が流れているという話は本当なのでしょうか。

答えはYESです。

美御前社と呼ばれるお社があり、すぐそばには、上質でなめらかな肌触りをした水が絶えず湧き出ています。

今回は美容水とともに、本殿や空也上人ゆかりの井戸など、八坂神社の見どころを5つご紹介いたしましょう。

あなたも八坂神社で美肌になって、モテる男(女)になりませんか。

日本文化の真髄を味わう、京都の神社めぐりを始めよう。
京都の神社と祭り – 千年都市における歴史と空間

疫病退散で有名な八坂神社の由緒

創建年 説その1 斉明天皇2(656)説その2 貞観18年(876)
創建者 説その1 伊利之     説その2 円如   
御祭神 東御座 櫛稲田姫命くしいなだひめのみこと 中御座 素戔嗚尊すさのをのみこと 西御座 八柱御子神やはしらのみこがみ
ご利益 厄除・家内安全・縁結び・学業成就・商売繁昌など
歴史
八坂神社の創建については、2種類伝えられています。
一つ目は、高麗からきた渡来人・伊利之が、新羅国の牛頭山にいた素戔嗚尊を当地にお祀りしたという説。
二つ目は、南都の僧・円如が当地にお堂を建立した説です。

元慶元年(877)には、当時流行していた疫病に対し、「東山の小祠」(祇園社)に祈りが捧げられました。
その後、疫病の流行が止んだことにより、発展に繋がったといわれている神社です。

延暦寺の末寺だった時期もある八坂神社。江戸時代までは、お寺と一体となっていましたが、明治期の神仏分離令のあおりを受け、今日に至ります。

祇園祭
京都三大祭(葵祭・祇園祭・時代祭)または、日本三大祭(祇園祭・天神祭・神田祭)のひとつとして知られるお祭です。
貞観11年(869)に疫病が流行した際に、神泉苑に神輿を送り、国家安泰や厄災消除を願ったことが始まりとされています。
毎年メディアで取り上げられているほど有名です。

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穴場スポットも!境内の見どころ5選

美しくなりたい人必見の見どころ!美容水

美御前うつくしごぜん社(重要文化財)
ご祭神
 多岐理毘売命たぎりびめのみこと 多岐津比売命たぎつひめのみこと 市杵島比売命いちきしまひめのみこと
ご利益 美容祈願
建立 天正19年(1591)
祭典日 例祭・・11月15日 理容美容感謝祭・・11月第3月曜日

冒頭でも紹介した美容水があるのは、境内奥のお社です。

美御前社には、清浄・潔白の証となった神々が祀られています。古くから祇園の芸妓・舞妓さんに親しまれており、美容業界からの信仰も篤いお社です。

人によって感じ方が違うでしょうし、この日は雨だったので日にもよるかもしれません。私の感覚では、なめらかなで上質な水といった印象でした。

お肌がスベスベになるかもしれないと思うと、思わずしっかりと塗り込んでしまいました。女性の方はもちろん、男性にもぜひ訪れてほしい見どころです。

厳島社
ご祭神 市杵島比売命
ご利益 美容祈願 芸能
建立 平成30年修復(2018)

ちなみに、境内には美容祈願で知られる厳島神社も鎮座していますので、あわせてご参拝ください。

八坂神社のシンボル的存在!西楼門と翼廊・南楼門

西楼門
南楼門

西楼門と翼廊(重要文化財)
建築技法 切妻造
再建 明応6年(1497)
南楼門
建築技法 母屋造
再建 明治12年(1866)

参道から見える朱色に美しく輝く門は、八坂神社の象徴的存在である西楼門と翼廊です。朱色は穢れを払う色として、古くは春日大社などにも利用されています。

西楼門と南楼門に安置されているのは仏像ではなく、二体の随身の木像です。

八坂神社といえば西楼門が有名ですが、正門は南楼門になります。

どっしりした構えで重厚感がありながらも、鮮やかで美しい両門。神社のみならず、もはや京都を代表する必見の見どころといってよいでしょう。

良縁に恵まれよう!大国主社

大国主社(重要文化財)
ご祭神 大国主神 少彦名命 事代主神
ご利益 縁結び
建立 明治10年(1877)
祭典日 1月初甲子日

縁結びのご利益でも知られる八坂神社。境内の授与所前にあるのが、そのご利益が授けられるお社です。

こちらには、島根県出雲市にある出雲大社と同じご祭神・大物主神がお祀りされています。

手を合わせると穏やかな気持ちになれるお社です。

確かに、穏やかな気持ちでいれば、良いご縁も舞い込んできそうな気がしますよね。普段からこのような気持ちを持ち続けていたいものですね。

鳥居の横には、因幡の白兎で有名な、兎を助けるワンシーンが石像で再現されていました。

授与所には縁結びの絵馬もありますので、参拝と合わせていかがでしょうか。

最大の見どころ!八坂神社の本殿

本殿(国宝 令和2年12月23日指定)
建面積 662.38㎡ 軒面積 1,049.50㎡ 屋根面積 1,320.00㎡ 高さ 15.53m
再建年 承応3年(1654)

最大の見どころである本殿は、青龍の住む池の上に建っているといわれています。(残念ながらその池は、現在漆喰で固められており、見ることはできません。)

又庇

また、又庇と呼ばれる三方に伸びる屋根も八坂神社本殿の特色であり、その下には部屋があります。

この日は雨にもかかわらず、たくさんの方が熱心にお参りされていました。

手を合わせると何か大きなものに守られているような、安堵感が感じられる本殿です。個人的に、八坂神社は、どれでも穏やかで優しい気持ちになれるお社が多いように感じました。

穴場スポット!藤屋と空也上人ゆかりの井戸

南楼門を出て右手にひっそりと佇んでいるのは、空也上人ゆかりの井戸です。事前知識がないと見落としがちな場所にあります。

本殿周りに目が行きがちで、この日もこちらに立ち寄る方はほとんどいらっしゃいませんでした。

この井戸は、かつて藤屋という茶店があった場所です。延長3年(925)に諸民が病に苦しむと、空也上人がこの井戸の水を白湯にして飲ませ、人々を癒したという逸話があります。

見落とさないよう今回は見どころに入れてみましたので、ぜひ足を運んでみてください。

種類豊富な八坂神社の御朱印と授与品

こちらは、八坂神社の通常の御朱印です。明治元年までの呼び名・祇園社とかかれています。

直書き(300円)と書置き(500円)で値段が変わるのは、珍しいですね。

こちらは、本殿下の龍穴にちなんだ青龍と書かれたものと、ご縁を結んだ証である御神縁の御朱印。初穂料は500円で、書置きでのお渡しになります。

最後は、各境内社の御朱印です。書置きのみの対応で、初穂料は300円。

このほかにも、八坂神社では行事に合わせた期間限定御朱印も授与されています。

こちらは、種類が豊富な八坂神社の御朱印帳です。どれにしようか、迷ってしまいますね。

御朱印受付場所です。

このほかにも、八坂神社にはさまざまなお守りや絵馬・おみくじなどが販売されていました。

お守りが販売されているのは、写真の授与所です。

このサイトに挙げている御朱印や授与品は、あくまでも一例です。
御朱印や授与品は更新される可能性があります。参考として閲覧いただければ幸いです。

境内のそのほかのお社や見どころ

西側手水舎
狛犬
狛犬

疫神社
ご祭神 蘇民将来命
ご利益 疫病退散
建立 文政六年 (1823)
祭典日 1月19日(例祭)
まだまだコロナが猛威を振るう今だからこそ、お参りしておきたい場所ですね。

太田社(重要文化財)
ご祭神 猿田彦命 宇受女命
ご利益 道しるべ 芸能
建立 大正2年(1913)

常磐神社
ご祭神 素戔嗚尊
ご利益 厄除 災難除

北向蛭子社(重要文化財)
ご祭神 事代主神
ご利益 商売繁昌
建立 正保3年 (1646)
祭典日 1月10日(初えびす) 10月20日(例祭)
商売繁盛で有名な、えびすさんもいらっしゃいました!

大正社(重要文化財)
ご祭神 大年神 巷社神
ご利益 厄除 開運 五穀豊穣
建立 承応3年(1654)

十社(重要文化財)
ご祭神 
多賀社(伊邪那岐命)
熊野社(伊邪那美命)
白山社(白山比咩命)
愛宕社(伊邪那美命・火産霊命)
金峰社(金山彦命・磐長比売命)
春日社(天児屋根命・武甕槌神・斎主神・比売神)
香取社(経津主神)
諏訪社(健御名方神)
松尾社(大山咋命)
阿蘇社(健磐龍神・阿蘇都比咩命・速甕玉命)
ご利益 諸願成就
建立 明治10年(1877)

神馬舎(重要文化財)
建立 昭和3年(1928)

神馬舎の中には、赤と白、二体のお馬さんがいました。

祖霊社
ご祭神 八坂神社歴代宮司などの関係者

五社(重要文化財)
ご祭神 
八幡社(応神天皇)
竈神社(奥津日子神・奥津比売神)
風神社(天御柱命・国御柱命)
天神社(少彦名命)
水神社(高龗神・罔象女神)
ご利益 諸願成就
建立 昭和2年(1927)

刃物神社
ご祭神 天目一箇神
ご利益 刃物供養
建立 平成24年修復(2012)
珍しい刃物供養のお社は、本殿裏側の道に鎮座しています。

日吉社(重要文化財)
ご祭神 大山咋神 大物主神
ご利益 方除け
建立 19世紀中期

悪王子社
ご祭神 素戔嗚尊荒魂
ご利益 厄除 
建立 明治11年 (1878)
祭典日 6月15日
悪王子と聞くと悪い王子?!と思ってしまいがちですよね。私はそう思ってしまいました(笑)。
この場合の悪は強いものといった意味で、諸願成就のご利益があるといわれています。

忠盛燈籠
鬼の討伐を命じられた平忠盛。正体を突き止めようと生け捕りにしたところ、それは燈籠に明かりを灯そうとしていた祇園の社僧でした。
忠盛の思慮深さは、人々の感嘆とするところであったといいます。
この燈籠はその時のものです。

大神宮社
ご祭神 天照大御神 豊受大御神
ご利益 身体健康
建立 平成28年修復(2016)

御神水

命婦稲荷社
ご祭神 三狐神
ご利益 商売繁昌 開運 五穀豊穣
建立 平成20年修復(2008)

まとめ

きれいになりたい人の悩みに応える美の神はもちろん、疫病退散や開運成就など、八坂神社のご利益は多岐に渡ります。

つまり、八坂神社は人々をあらゆる悩みや困難から守ってくださる神社です

感謝の気持ちをもってお参りすれば、きっとあなたにもご利益が授けられるでしょう。

主な行事

祇園祭7月1日~31日

八坂神社
住所 〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側625
TEL 075-561-6155
FAX 075-531-1126
公式ホームページ https://www.yasaka-jinja.or.jp/

参拝料 無料
参拝可能時間 24時間
社務所営業時間 9:00~17:00
駐車場 なし

アクセス
電車
京阪電車 祇園四条駅より徒歩5分
阪急電鉄 京都河原町駅より徒歩8分
バス
JR京都駅から市バス100・206番 祇園下車すぐ



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